外国人が海外不動産を購入する方法を、順番に整理する
海外住まい手帖は、居住国以外で不動産を買うときの手順・費用・リスクを、公的情報と物件サイトの公開情報を分けて解説する情報サイトです。
外国人が海外不動産を購入する方法は、国ごとに細部が違っても、大きな流れはほぼ共通しています。目的と予算を決める、買える国とエリアを絞る、開発会社や売主を調べる、予約金を払い売買契約書を確認する、登記と残金の支払いを済ませる、引き渡し後の管理と賃貸の体制を整える、という順番です。
最初に確認したいのは「そもそも外国人が買えるのか」です。国や地域によっては、外国人が所有できる区域や物件の種類が限られています。たとえばアラブ首長国連邦(UAE)のドバイでは、外国人が所有できるフリーホールド区域が指定されています。Off Plan Propertiesの外国人向け購入ページでは、UAEの各首長国で国際的な買い手が対象になること、フリーホールド区域では権利証書が発行されること、購入時にドバイ土地局の登記手数料4%がかかることなどが説明されています。ただしこれは同社の公開情報であり、最新の条件は必ず公的機関や専門家で確認してください。
つぎに、費用の全体像をつかみます。物件価格だけでなく、登記費用、弁護士費用、ローンを使う場合の手数料、毎年の管理費などが加わります。同社の購入サポートのページでも、登録費用や法務費用が別にかかる前提で案内されています。詳しくは海外不動産の購入費用と諸経費で内訳を表にしました。
日本に住む人にとっては、日本側の手続きも見落とせません。海外への送金方法は海外不動産購入の送金ガイド、購入後の申告は確定申告と国外財産調書の記事、税金の全体像は海外不動産購入にかかる税金にまとめています。海外不動産は日本の不動産とは異なり、為替、現地の法制度、売却のしやすさといった固有のリスクがあります。リスクの整理と詐欺的な勧誘の見分け方も、契約前に読んでおいてください。
建築前の物件(プレビルド、オフプラン)を検討する場合は、完成物件と違い、引き渡しまで数年の待ち時間があり、資金が開発会社に渡るリスクがあります。しくみはオフプラン物件とはで、契約書の見方は売買契約書のチェックポイントで解説しています。利回りの数字を読むときは利回りの計算方法も役立ちます。
このサイトは独立した編集方針で運営しています。特定の物件を勧めたり、利益を保証したりすることはありません。Off Plan Propertiesのようなサービスについても、何を提供しているか、誰に向いているか、確認すべき点は何かを書きます。最終判断の前に、公的情報、現地の弁護士、税理士など第三者の意見を必ず得てください。なお、同社の最新情報は公式サイトで確認できます。
すべての記事
基礎知識
費用・税金
海外不動産 購入 税金|日本居住者が知るべき課税の全体像
海外不動産の購入にかかる税金を、購入時、保有中、売却時に分けて解説。日本居住者の課税原則と国外中古建物の損益通算制限の注意点も紹介します。
費用・税金海外不動産 購入 ローン|日本居住者の資金調達の選択肢
海外不動産購入のローンについて、日本の金融機関、現地の非居住者向けローン、開発会社の分割払いの3つを比較。注意点と確認事項も解説します。
費用・税金海外不動産 購入 費用|物件価格以外にかかる諸経費の内訳
海外不動産の購入費用は物件価格だけではありません。登記費用、法務費用、ローン手数料、管理費など諸経費の内訳と確認方法を表で解説します。
費用・税金海外不動産 購入 送金|日本から代金を送る方法と注意点
海外不動産の購入代金を日本から送金する方法を、銀行送金、送金サービス、エスクローの観点で整理。名義確認、手数料、調書などの注意点も解説します。
費用・税金海外不動産 確定申告|国外財産調書と損益通算の注意点
海外不動産を持つ日本居住者の確定申告を解説。賃貸所得の申告、国外財産調書の提出対象、国外中古建物の損益通算の制限など、確認点を整理します。
リスク・契約
海外不動産 購入 リスク|買う前に知るべき7つの落とし穴
海外不動産の購入リスクを、為替、流動性、法制度、開発遅延、空室など7種類に整理。見落としやすい点と、それぞれの具体的な備え方を解説します。
リスク・契約海外不動産 詐欺 見分け方|勧誘で確認すべき10のポイント
海外不動産の詐欺的勧誘を見分ける10のポイントを解説。高い利回りの保証、即決の要求、登録の確認方法、相談窓口まで、契約前の点検リストです。
リスク・契約海外不動産 売買契約書 確認|署名前に見るべき10項目
海外不動産の売買契約書(SPA)を署名前に確認する10項目を解説。支払い条件、引き渡し遅延、解約、エスクローなど、見落としやすい条項を整理します。
リスク・契約海外不動産 売却 出口戦略|買う前に考える売り方と時期
海外不動産の出口戦略を、保有して売却、建築中の転売、賃貸継続、相続などの選択肢で解説。売却にかかる費用と、買う前に確認すべき点も整理します。
国と物件選び
海外不動産 利回り 計算|表面利回りと実質利回りの違い
海外不動産の利回りの計算方法を、表面利回りと実質利回りに分けて解説。管理費、空室、為替を入れた試算の手順と、広告の数字の読み方も紹介します。
国と物件選び海外不動産 国 選び方|購入先を比べる6つの基準
海外不動産の購入先の国の選び方を、外国人の所有ルール、税、為替、法制度、賃貸需要、出口の6つの基準で比較。目的別の考え方も解説します。
国と物件選び外国人 不動産 購入 規制|海外で所有できる範囲の調べ方
外国人による不動産購入規制は国ごとに異なります。所有できる区域、物件の種類、許可の要否など、購入前に確認すべき点と調べ方を解説します。
よくある質問
外国人でも海外の不動産を購入できますか。
多くの国で購入できますが、国・地域・物件の種類によって制限があります。外国人が所有できる区域を指定している国もあるため、購入前に現地の法律と最新の規制を確認してください。
海外不動産を購入する基本的な流れは。
目的と予算の設定、国とエリアの絞り込み、売主や開発会社の調査、予約と売買契約、登記と支払い、引き渡しと管理体制の整備という流れが一般的です。
現地に行かずに購入することはできますか。
オンライン面談や電子署名で進められる場合もありますが、国や売主によって異なります。代理人に任せる場合は、委任の範囲と資金の流れを特に慎重に確認してください。
購入費用は物件価格だけですか。
いいえ。登記費用や弁護士費用、ローン手数料、管理費などが別にかかります。割合は国や物件で異なるため、見積書で項目ごとに確認してください。
日本居住者は日本で税金の申告が必要ですか。
日本の居住者は、海外の不動産から得た所得も日本で課税対象になるのが原則です。国外財産調書の提出義務がある場合もあるため、税理士や国税庁の情報で確認してください。